「PC画面に『ウイルス感染』偽の警告…急増」という記事が毎日新聞のサイトに出ています。
パソコンがウィルスに感染したとの偽の警告を画面に表示させ、サポート名目で金銭をだまし取ろうとする「サポート詐欺」が今夏以降、国内で急増しているとのことです。
(引用)
代表的な手口は、インターネットを利用中に突然、「あなたのコンピュータでウイルスが見つかりました」などの警告表示がモニター上に出現。日本語の音声で「あなたの個人情報、写真、クレジットカード情報が危険にさらされている」と警告したり、警告音を発したりするケースもある。次に、「ウイルス除去」をうたうサイトが勝手に表示される。
サイトには電話番号が記されており、同社が試しに電話したところ、日本語を話す女性のオペレーターが出て、サポートのため遠隔操作を可能とするソフトをインストールするよう要求。「遠隔操作でパソコンのウイルスを調査する」と言い、ファイルを開くなど調査しているふりをした。その後、実際には感染していないウイルスを取り除くために2万~4万円程度のサポート契約を結ぶよう要求されたという。
パソコンに詳しくないユーザーさんは、パソコン自体にも無関心なため、「ウィルス対策ソフトは何をお使いですか?」と尋ねても「わかりません。」という方がほとんどです。
この手の詐欺に引っかからないようにするためには、次のことを心がけると良いです。
気をつけるための心がけ
(1)自分のパソコンではセキュリティソフト(ウィルス対策ソフト)は何を使っているか?把握しておくこと。
(2)自分のパソコンに入っているセキュリティソフト以外からの警告は基本的に無視すること。
使用しているセキュリティソフトの確認方法
Windowsの場合(Windows10の場合でお話します)
コントロールパネルの中身が上図と異なる見え方の場合、右上の「表示方法:カテゴリ」になっている部分をクリックして「大きいアイコン」に切り替えてください。
「セキュリティとメンテナンス」をクリックして下さい。
Windows 7, 8.1は同じ三角旗のアイコンを探してください。名称は「アクションセンター」だったはずです。
ファイヤーウォールやウィルス対策に何を使っているか、一目瞭然です。
それぞれ、右側に「有効」とか「OK」とか書かれています。
赤い色がついていたりするとそれは警告の意味です。セキュリティ対策がうまくされていないということです。この記事でそれ以上のことを説明すると本来の記事の内容から外れますので割愛しますが、心配な方は弊教室の「ITなんでも相談」あたりをご利用ください。
Macの場合
基本的に自分で入れない限りセキュリティソフトは使われていないと思いますので、入れた時点で何を使っているか把握できているはずです。
誰か別の人に入れてもらった人は、入れてくれた人に確認してください。
なお、
macOS(Mac OSX)を使用しているのに、Windowsスタイルのウィンドウが現れるはずはありませんので、Windowsスタイルの警告ウィンドウは明らかに不審なニセ警告と認識してください。当然、無視して良いものです。
Macのウィンドウの特徴
左上に三つの3色の丸印
Windowsのウィンドウの特徴
右上に三つのボタン
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