レッスン中などに、今の仕事ではパソコンをほぼ使っていないような生徒さんから
「仕事で使うなら、WordよりもExcelなんでしょうかねえ?」
と質問されることがあります。
またはその逆「ExcelよりWord・・・?」も。
この質問には、一言で回答できるものではありません。
各々の職場によって業務は違いますし、必要とされるスキルも様々ですからね。
Wordでいろんな案内文書やテンプレート・手順書やマニュアル・仕様書・報告書・・・等々を作る必要のある業務でしたらWordが重宝されるでしょう。
チラシ・ポスター・POPなども、Wordで作れます。
(本格的なチラシ・ポスターなどの作成が本業の場合はillastratorなどのドロー系ソフトを使いますが…)
会計や給与計算、見積書・納品書、計画表・・・等々、表計算機能を駆使した業務がある職場ならExcelが重宝されます。
Excelを計算に使わないで工程管理などに使う事例もあります。
さて、一生懸命Excelをマスターしたとします。
そして、就職できたとします。
が、そこは
Excelを使わないで業務を行っている職場だった!
と入ってからわかったとします。
どう思いますか?
「うわ、勉強したことが無駄になった・・・」と思いますか?
逆に、「チャンスかも!」と思いますか?
その会社で、とある業務があったとします。
自分がExcelをある程度使いこなせる実力がある場合、
「あれ?この業務、Excelを使えばもっと楽に短時間でできるのでは?」
と気づき、
業務の改善や提案ができることもあるかもしれません。
そう、場合によっては会社が求めていた以上の働きができる可能性があります。
そんな話をレッスン中にしたところ、
「そうなるためには、まだまだ勉強が足りないですね・・・、
文字を打つスピードも速くなくちゃいけないだろうし・・・。はぁ〜・・・」
と生徒さんにため息まじりにつぶやかれてしまいました。笑
与えられた仕事をこなすだけでなく、その職場の業務効率向上や職場を発展させる働きをできる可能性もぜひ考えてみて欲しいと思います。
そうなれたら、会社に無くてはならない存在になれるかもしれません。
その結果、会社で仮に人員削減の案が持ち上がったとしても削減対象者から外れる可能性が高くなります。
改善提案する際は、今までのやり方や周りの人に失礼にならない上手な提案のしかたをする必要があることはいうまでもありませんが、それに関してはパソコンスキルというよりもコミュニケーションスキルとなります。
(弊教室ではコミュニケーションに関しても「コーチング」スキルを応用してご指導できますが、この記事では本質ではないので脇に置いておきます。)
Excelの例をお話しましたが、もっと話を広げていくとプログラミングスキルまで範囲が広がっていくことにお気づきでしょうか?
プログラミングスキルがあったら(比較的簡単なところではExcelでマクロを組むとか)、もっと仕事の幅が広がったり自分自身の価値が上がり、職場で重宝されることも考えられます。
ゆくゆくはアプリ作成なんてこともできたりするのですが、ひとまず話としてはここまででとめておきます。
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