つい先日まで私は「iPad不要派」でした。
初代iPad、初代iPad mini、iPad mini4・・・と使ってきました。
同時にというかそれ以前から、PowerBook, MacBook Pro, MacBook Air, MacBookなどのノート型Macも使ってきました。
両方使っていくうちに、MacBook系は持ち歩くけどiPad系はほとんど持ち歩かないようになりました。
というのも、iPadって、帯に短し・たすきに長し・・・に感じたのです。
iPhoneとMacBookProがあればiPadの出る幕はなかったのです。
だったのですが、2019年秋にMacOSがCatalinaになり、iPadはiPad OSに進化し・・・改めて興味が湧いてきました。
次の3点を確認したい強い思いが生じてきたのです。
- Apple Pencilでのお絵かき
- Side Car(Macのサブディスプレイとしての使用)
- ノートパソコンの代替としての使い勝手
詳しくはこれから書きますが、
- 生徒さんへのオススメポイントを探る・把握する
- 自分の持ち歩きデバイスとしての可能性を試す
という観点もあり、購入に踏み切りました。
１．Apple Pencilでのお絵かき
教室でIllustratorが流行ってきていることもあり、お絵かきツールとしてのiPadの実力を試してみたい衝動がふつふつと湧いて来ました。
Illustratorを学ぶ生徒さんを見ていると、ペンツールで結構苦労するんですね。
そして機能が多いのもあり、操作性やツールの使いこなしに慣れるのにかなりの練習時間が必要。
もっと直感的に操作・描画できるツールを使ったほうが伸び伸びと描けるんじゃないかなあ？と思われる生徒さんもいるわけです。
だったら、iPadとApple Pencilの組み合わせはどう？・・・と思いまして。
MacFan（月刊雑誌）の2019年10月号では「iPad + Apple Pencilは最強のお絵かき環境だ！」とまで見出しが踊っていました。
で、実際に使ってみた実感ですが、MacFanの言うとおり「iPad Pro + Apple Pencil は最強のお絵かきツールだ！」と感じました。
実際に描いてみた絵（写真をトレースしたもの）
スケッチだけですが、うちの猫
MacFan（月刊雑誌）の2019年10月号の「りんご」
・・・というわけで、
絵を描く人には手放しでお勧めできます！
実際に生徒さんに使ってみてもらっている様子
楽しんでお絵かきなさっています。
楽しいことはいいこと。
２．Side Car(Macのサブディスプレイとしての使用)
これが大変重宝。
個人的には一番有用。
サブディスプレイとして使用する様子を撮ってみました。
３．ノートパソコンの代替としての使い勝手
iPad OSに進化したことによるマルチタスキング(Split Viewとslide over)の強化！
pagesで文書作成
Macで使っているフォントがiPadに無い、のでMac版Pagesで設定したフォントがiPadでは無いというちょっとした使い勝手の不自由さがあります。
ですが、ラフ・下書き程度のことをiPadで、仕上げをMacで、という使い方ならOKに感じます。
それほど凝らない文書ならiPadだけで完結できます。
Macの代わりになる度・70％くらいかな・・・
SafariでWordPress編集
文字打ち程度でしたら、Macと比べても遜色なく使えます。
画像を入れるなどのファイル操作、文字の範囲選択などはやはりMacの操作性には少し劣ります。（慣れていないせいもありますが）
同じ操作をやるにしてもMacでやったほうが操作がスムーズに済み、時間がかかりません。
Macの代わりになる度・70％くらいかな・・・
教室の予約管理表
Numbersで問題なし。Excel Onlineよりも快適。
ただ、やはりコピペなどの作業はMacよりもやりづらいというところがちょっとしたマイナス。
Macの代わりになる度・95％。
まだまだ検証中ですが、2〜3年前にiPad mini4でMacの代わりに使えるかどうか試してみた時よりも、大分使えるようになったなあ・・・と言う印象です。
全体的な所感
「Apple pencilでのお絵かき」と「Macのサブディスプレイ」という用途では申し分ないです。
「Macの代替」としてはまだまだMacに分があり、個人的には完全にMacの代替として使うには至らないものの7割程度のことはできる印象です。
持ち歩く荷物を軽くしたい・その代わり少し操作性を犠牲にしてもそれほど困らない、という場合はMacの代わりにiPad Proを持ち歩いてもいいかなと思います。
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