子どもも大人もプログラミングをしてみよう
2020年度から小学校でプログラミング授業が必修化されますが、それに向けて何か準備が必要かというと特に必要な準備はありません。
「習わせなきゃマズイ?」と慌てることもありません。
「プログラミング」という教科が増えるわけではないからです。
小学校では、「きっかけ」になる部分をツールのひとつとして扱うことにとどまります。
(ご参考:文部科学省プログラミング教育の手引き 第二版)
当鏡室では、きっかけ→入り口・入門→初級→中級と進んでいきます。
プログラミングに興味のあるお子様、世の中の役に立ちたいという大きな夢をもって挑戦していただければ幸いです。
そして、お子様だけでなく、大人の方も趣味に仕事に生かし、大いに活用できます。
何をやっているんですか?
子供向けプログラミング講座を見学に来た保護者様から質問されたことがあります。
「これ、何をやっているんですか?」と。
答えに困りました。
(「え?プログラミングなんだけど・・・」汗)
説明してもピンと来ないようで、私の力不足・説明力不足を感じました。
プログラミングとは
総合的には・・・コンピューターにさせる仕事の手順ををあらかじめコンピューターに伝えておくこと
(コンピューター)
目に見えるコンピューターっぽい身近なものは、パソコン、スマホ、タブレット。
それら以外にも、家電製品や自動車、身の回りのほとんどありとあらゆるものに目に見えないけれどもコンピューターは内蔵されています。
最近はIoT(Internet of Things)とうたわれ、あらゆる物がネットとつながって生活が便利になる世の中。家電を外出先から操作できたりということができるのも、コンピューターで動いているからです。
車の自動運転やAI(人工知能)もコンピューター無しでは成しえません。
一般的には・・・ソフトウェアを作ること
(ソフトウェア)
身近なところでは、スマホ・パソコン・専用ゲーム機などで動くゲーム。
意識していないけれど、それらを動かす土台になるOS(オペレーティング・システム:基本ソフト)
例えば、Windows, macOS, Android, iOS, Unix, Linux,
ゲームも含めたアプリケーション・ソフト(アプリ・ソフトと呼ばれるもの)。
例えばワードやエクセルなどの文書作成や表計算ソフト。
メールソフト。Webブラウザ 。写真閲覧。画像加工。動画編集。音楽作成。などなど・・・
コンピューターやスマホのウィルス、それに対抗するセキュリティソフト、・・・
とにかく、コンピューター上で動作するものはハードウェア以外は全てソフトウェア。
ソフトウェアをつくることで、世の中の仕組みを作る、整える、楽しくする、便利にする、などが実現できます。
例えばGAFA(Google, Amazon, Facebook, Apple)、Microsoft、世の中に新たな仕組みや価値観を提供してきている巨大プラットフォーマー。
ソフトウェア・プログラミングはあくまでツールです。
そのツールを使いこなし、新たなものやサービス・仕組みを作り出せる人材が世の中で求められています。
パソコン教室としてできること
当教室では2014年から子ども向けプログラミング教育に取り組んでいます。
興味を持つお子さんと興味を持たないor持てないお子さんがいることを実感しています。
興味を持つお子さんなら、どんどん力を伸ばしていってあげると良いです。
興味を持たないor持てないお子さんは、無理に続ける必要はありません。
興味を失ったけれどもある程度の期間を置いたらまた興味が湧いてきたというケースもあります。
一旦やめても興味が湧いてきたときに再開すればよいのです。
入門:Scratch
プログラミングがまったく初めての方には、Scratchでプログラミングの考え方に慣れていただくことから始めます。
ブロックをパズルのように組み合わせて、命令の流れを組んでプログラミングします。
未経験者にもわかりやすく、プログラミングでの基本的な考え方「繰り返し」「条件分岐」「変数」などが学べます。
上図をクリックすると、この作品を編集できるページが開きます。
ブロックをくっつけたり外したりして、動きが変わることをお試しください。
思い通りの動きが実現できると、達成感を味わうことができます。
そこがプログラミングの楽しさの一つです。
<教材>
慣れてきたら、オリジナル作品を作りましょう。
Scratchは「プログラミング」の世界の入り口、その先にはもっと大きな世界が広がっています。
次にその一部をご紹介します。パソコンさえあれば、すべて無料で始められます。
入門の次には・・・
●Unity
2D、3Dのゲームづくりがしやすい統合開発環境。
プログラミング言語はC#, Javascript
様々なOS(Windows, macOS、iOS、Android、ゲーム機、など)向けに作ることができます。
(上記画像はUnity公式ページの「インターフェイスを学ぶ」より)
※結構重いソフトなので、なるべくスペックの高めなPCじゃないと実用的に動かないことがあります。
Unityについて、わかりやすく説明されているWebページ
マンガでわかるUnity(勝手にリンクしてますので、問題がありましたら優しくご指摘いただければ幸いです。)
<教材>
【Unity入門】60分で作るシューティングゲーム 第1回
(勝手にリンクしてますので、問題がありましたら優しくご指摘いただければ幸いです。)
まずはこのページを参考に、シューティングゲームを作ってみます。とてもわかりやすいページですので、教室に通わなくても独学でもできるかもしれません。「独学では難しい!」という場合は教室にお越しいただければ幸いです。
これで興味を持って、「もっとUnityでゲームづくりをしたい!」という場合、次の本に取り組みます。
Unityの教科書 Unity 2018完全対応版 2D&3Dスマートフォンゲーム入門講座 (Entertainment&IDEA)
- 作者: 北村愛実
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/06/21
- メディア: 単行本
上記「60分で作るシューティングゲーム」を書いている方の本です。
●iPhone, iPad用アプリ作成
・Mac上でXcodeという統合開発環境を使って作る。
プログラミング言語はSwift。
<教材>
絵解きでわかる iPhoneアプリ開発超入門3,024円(税込) 七島偉之 (著) 小学生にもわかりやすい。入門、最初の1冊におすすめ。 |
・Unityで作る
アプリとしてリリースするにはMacが必要。
Unityについては、上記Unityの内容で進めます。
※ここ2〜3年に発売されたMacであれば問題なく使えます。
●Android用アプリ作成
・Android Studioという統合開発環境を使って作る。
プログラミング言語はJavaなど
(2019年4月現在、当教室では準備中です。Javaを単体で学ぶことはできます。)
・Unityで作ることもできる。
Unityについては、上記Unityの内容で進めます。
●ホームページ作成
・ただ見せるだけのページの場合はプログラミングは不要。
HTML(ページの骨格を記述する言語) + CSS(ページの見た目を記述する言語)
・ショッピングサイトなど、ユーザーからの入力に対して反応を返す動的なページの場合はプログラミングが必要になる。
プログラミング言語:Java、PHPなど
データベース: MySQL、PostgreSQLなど
ページ上で動くものなど:Javascript
※スペックの低いPCでも大丈夫です。
<教材>
Javascriptに関しては、
・できるキッズ 子どもと学ぶ JavaScriptプログラミング入門
・JavaScriptではじめる プログラミング超入門 (かんたんIT基礎講座)
その他に関しては、随時選定します。
【ご参考】
初心者でも比較的取っ付きやすく、知っているといろいろなところで応用が効く言語は、
Javascript、PHP
ゲームやアプリづくりで面白みがあるのは、
Unityでゲーム作成(C#かJavascript)、iPhoneアプリ作成(Swift)、Androidアプリ作成(Java)
パソコンはWindowsがいい?Macがいい?
iPhone/iPadアプリ作成まで視野に入れるなら、Macが必要。
そうでなければWindowsで十分。
もし、将来的に欲が出る可能性が少しでもあるなら、Macにしておけばすべてのことができます。
料金
個別指導ー月謝制をご参照ください。